就職難を乗り切る

久しぶりに会った友だちの最近の心配は、いつまでたっても定職が決まらない息子のことなんだそうです。高校卒業とともに東京に行き、年上の女性のマンションに転がり込んで、養ってもらいながら、音楽活動をしているのだとか。音楽活動と言えば聞こえがいいが、実は売れないバンドのボーカルをしているので、収入はほとんどゼロだと言うことでした。二十歳を過ぎてもまだ小遣いをせがんでくるので、ついに最近、「本気で生きろ!」と電話で怒鳴って仕送りを切ったと、話していました。

好きなことを続けたいために、正社員として定職に就くことを嫌う若者が少なくないことは知っていましたが、ほとんどその日暮らしのような生き方を「自由」と呼べるのかどうか、大きな疑問を感じています。

今や売れっ子といった芸能人やミュージシャンの話を聞いていると、よくこの手のサクセスストーリーが出てきますが、それは氷山の一角で、同じような志を持って頑張っている人の大半は、そのままつぶれていくか、途中であきらめて、求人情報を真剣にチェックするようになるということを、知ってほしいものですね。

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